トコちゃんベルト

1.下がった子宮などの内臓を上げる

2.緩んだ骨盤をトコちゃんベルトでしめて支える

3.ゆがんだ骨盤や筋肉を整える

妊娠するとリラキシンというホルモンの働きで骨盤の関節などをつないでいるじん帯が緩みます。よって妊娠中は骨盤はずーっと緩みっぱなしという事になります。

しかし、骨盤が緩むから産道が広がって赤ちゃんが出てこれるので必要なことではあるんのですが便利な世の中で生活している現代人は昭和30年以前に生まれた人に比べ筋肉が弱いので骨盤が緩みすぎてしまってます。（じん帯の緩みは産後約2か月で回復します）

すると赤ちゃんが下がりすぎてお尻がお母さんの骨盤にすっぽりハマってしまって逆子になったり（逆子の原因はこれがほとんど）、内臓が下がりすぎて子宮が押されて子宮頸管が短くなったり、静脈が圧迫されて妊娠高血圧症候群やむくんだり、尿漏れ、便秘になったりします。

そこで、トコちゃんベルトは骨盤高位で巻きますから、1.下がった内臓を上げる、2.緩んだ骨盤をしめて支えるという二つをカバーすることができます。

3の筋肉を整えるというのはおそらく産婦人科で指導されていると思いますが、一例として四種混合体操とかお尻フリフリ体操とかでカバーします。指導を受けてない人は購入時におっしゃっていただければ当院で指導します。

陣痛が始まってもなかなか生まれなくて、結局帝王切開になった！なんて話を聞いたことはないですか？

これも骨盤のゆがみや緩みが関係しています。

赤ちゃんの頭の大きさと骨盤の入口の大きさはほぼ同じなんですが、ゆるんでない骨盤だと赤ちゃんはアゴを引いて入口を通るから出口をくぐりやすいんです。しかし、緩んだ骨盤だとアゴを引かずに入口を通るから出口を通り抜けにくいんです。

赤ちゃんは回転（回旋）しながら生まれてきますが、骨盤がゆがんで内側に骨の出っ張りができるとそこに頭が引っ掛かって回れなくなり出てきにくくなります。

こういう時は骨盤高位にしていったん赤ちゃんを骨盤から出してアゴを引いた姿勢になれるよう形を整えて仕切り直しをするといいのでしょうがこれは産婦人科医の領域ですから参考程度に留めて下さい。

分娩中はトコちゃんベルトを装着できませんがギリギリまで巻いて骨盤のケアをされることをお勧めします。

背骨は骨盤の上に直立しているので骨盤が緩むと倒れそうになる。それを倒れないように腰から肩の筋肉が頑張るから不自然な姿勢になるんです。

すると、肩からお尻の筋肉がパンパンになりお尻が大きくなったり、O脚になったりします。腕を動かすのも億劫になるから二の腕も太くなるかもしれません。

骨盤の緩みがスタイルに影響するので産後になってからスタイルの回復を考えていたのでは遅いのです。